1985年に発売されたJøtul F 3は、瞬く間に世界のベストセラーとなりました。その理由は、美しい炎が眺められるゴシック様式のガラス扉*。当時は鋳物扉が主流で、暖かさ以外に炎を見て楽しむという発想はなく、この装飾的ガラス扉を持つ製品に人気が集まりました。そのデザインのヒントは1750年代に愛用されたコーナーカップボード。“ヨツールの定番”と言われるこのストーブに、人々は魅せられました。
Jøtul F 3は、その歴史やデザイン性だけでなく、機能性も変遷を重ね、燃焼システムがクリーンバーンに変わった現在でも、世界各地で年間2万台以上も販売されています。
*中世のゴシック様式の建造物から。教会のステンドグラスなど、独特の「薔薇窓」の窓枠の曲線をイメージしたものです。また、一説には「噴き上げる水のように重力の限界を破って、限りなく上昇を志向する動き」という解釈もあります。


後方上抜口元